UnNews:ジャニーズ、東山紀之に戦力外通告
【2023年9月8日】
「少年隊」のメンバーで、俳優としても活躍する東山紀之(56)が、所属するジャニーズ事務所から戦力外を通告されたことが7日、分かった。直前まで「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)や「バース・デイ」(TBS系)のレギュラーを務め、「必殺仕事人」(テレビ朝日系)や「プロ野球戦力外通告」(TBS系)が年1回の特番として放送されていただけに、芸能界には大きな衝撃が走っている。
近年、ジャニーズ事務所では大きな混乱が起きている。2016年にSMAPが解散、2019年7月には創設者のジャニー喜多川社長が死去すると、その後9月末に「後継」として滝沢秀明が芸能界を引退し副社長に就任。しかし2022年10月末に副社長を辞任し事務所も退所、11月に新たな事務所を立ち上げ、ジャニーズに所属していたメンバーが移籍する例が相次いでいた。2020年末には嵐が活動を休止し、2023年にはKing & Princeがメンバー5人中3人が脱退・退所する事態に見舞われた。
それ以外にも、近藤真彦は愚か者で、TOKIOの山口メンバーが崖の下に落ちるなど、醜聞も増加。2023年夏になるとそこに追い打ちをかけるかのように、はるか昔から周知の事実であったジャニー喜多川元社長による所属タレントへの性加害問題がBBCにより報じられると、今更ながらマスコミにとって大問題となり、国内外から批判が集中。藤島ジュリー恵子社長の退任が確実視されるようになっていた。
こうした状況にあって、「戦力外通告」のナレーションとしてもお馴染みで、ジャニーズ事務所は所属メンバーで最年長となる東山に対してタレントとしての戦力外を通告した。ジャニーズを戦力外になった東山はトライアウトなどは受験せずオファーを待ったが、声はかからなかった模様。その後、ジャニーズ側から「社長就任」を要請されて承諾。45年近くに渡った現役生活にピリオドを打ち、表舞台から去ることを決意したという。
関係者は「高橋由伸の事例を参考にした」と述べた。構想外だと迫りプレイヤー側から引退させ、即座にマネジメント側から火中の栗を拾わせる役を押し付けるのは、2015年のプロ野球・巨人における監督交代の事例を採用したようだ。急転直下の事態だったため密着取材が間に合わなかった本家と同じく、今回も密着取材は追い付いていなかったという。
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