UnNews:Twitter社、東京大学と連携 レポート提出に適した字数制限に
【2022年12月13日 配信】
Twitterの文字数上限が4000字になるとの見通しがCEOのイーロン・マスクのツイートによって明らかになった。長く140字という制限字数を保ってきただけに、衝撃が広がっている。

Twitterは2006年にサービスを開始したSNSである。本名で運用することが前提のFacebookとは異なり、匿名・複数アカウントの運用が可能であるという点が画期的で爆発的に広まった。当時はブログ文化が強い時代、長文投稿が中心の時代であって、「制限字数140文字」というのは逆行的とも思われたが、実際には大きな需要を生み出すことに成功した。長文を書くのは一種の「才能」でもあり、長文投稿が中心のコミュニティでは「書き手」と「受け手」が非常に明確に区別されてしまう[1]が、Twitterでは脳死でコメントを書くこともできるし、眺めているだけで簡単に快となる情報を得ることができる。この点においてTwitterは突出しており、他の追随を許さなかった。現在でも、「草」「にゃーん」「334」などの短文ツイートが乱立され、事実をかいつまんで都合よく歪曲したニュースが多数流れている。実際多くのユーザー数を得ているTwitter社だが、今回の制限字数変更にはどのような意図があるのだろうか。
「今回の背景には、東京大学との連携があるようです。今時の大学生は、Twitterはできてもレポートは書けない」 ――こう語るのは、先日の大リストラで失職したエンジニアのA氏。匿名を条件に、本紙に実情を語ってくれた。
「Twitterで適当な発信をしながら、しかし課題の進捗は生まない。そんな学生が大量にいる状態が続いています。逆に制限字数を引き上げてしまうことで、『適当な発信』の文字数を増やし、課題にもTwitter感覚で取り組んでもらおう、という趣旨です」 とA氏は続ける。大学生の頭が「140字」の枠に閉じ込められているのを解放しようという取り組みなのだろう。
しかし、いくら制限字数を増加させたとしても、いわゆる「脳死ツイート」を排除することはできないという懸念が残る。この点については、A氏は「今回の提携先大学は偏差値がある程度高いため、自己顕示を目的としてプロフィールに大学名を書いていることが多いのです。そこで、プロフィールに『utl』『uts』など、特定の大学を示すような文字列が発見された場合に、ツイート最低字数を3600字に引き上げるプログラムの実装が急がれていました。今後のアップデート次第では、教員によって制限字数を変化させることもできるようになるかもしれません」と話す。仮に数千文字のツイートを作らずとも、そんな状況に追い込まれればTwitter自体から離れる学生も多くいるだろう。勉学への集中を促す手法としてはかなり練られている。
現在は東京大学のみとの提携であるようだが、この手法自体は大学名をプロフィールで公表する者が多い大学一般に使えるものであり期待が広がる。次の標的は東京工業大学だろうか。
脚注編集
- ^ アンサイクロペディアなどは典型である。
この記事は、バ科ニュースだと主張されています。 |