UnNews:au通信障害から一夜 「リアルのつながり」大切さを胸に
【2022年7月5日 配信】
auが前代未聞の通信障害に陥ったのは3日のこと。今はほとんどの回線が復旧しているが、「常にネットにつながる」ことが前提となった現代社会において非常に大きなインパクトをもたらした。恋人と連絡が取れなくなるもの、Wifiを持たずローミングで生活しているものなど、多くの人が被害を受けたため大きな問題になった。
しかし実は、この大事件は仕組まれたものだったという説が存在する。au関係者に取材したところ、「リアルのつながりの大切さを再認識させるため」だとの言葉があったのだ。
「リア友」「ネッ友」などの言葉すら死語になるほど、人間関係の在り方は大きく変容してきた。結果としてサイバー上のつながりが密接になり、時にはネット上の相手に依存する人物も出てくるなど社会問題としても光が当てられるようになった。サイバーカスケードなど社会を分断するような状況も現れており、保守派の「昔はよかった、ネットなどという意味不明なものが現れたから社会はダメになってしまった」「最近の若者は外で遊ぶこともなく不健全だ、何としてもネットから引き離さなければならない」などの意見が高まった。これらは高齢者を中心に多く唱えられており、この声を受けてauが実行に移したというのが実情のようだ。実際、これによってインターネットを介した接続が全国的に止まったため目的は達成できたということができるだろう。
なお当日は猛暑であり、都心では実に37度を記録した。auの携帯回線が止まっていたことから119番の通報件数が前日比で8割減少しており、熱中症による急病人が十分な医療ケアを受けられなかったため多くの患者は助からなかったようだ。
「リアルのつながり」の大切さを後の世代に伝授したのち、自らは現世から退去していく彼らの背中を見て若者は何を思うだろうか。今週末は選挙。シルバー民主主義にも、変化が訪れるかもしれない。
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