UnNews:首相演説前に祝砲 党内の結束強まる
【2023年4月16日 配信】
15日に和歌山市で行われている選挙戦で岸田文雄総理大臣が応援演説を行った。演説開始前には祝砲も鳴らされ、自民党を後押しするムードに包まれた。
首相が雑賀崎漁港に到着したのは11時30分ごろのこと。祝砲が鳴らされたのはそのすぐ後、応援演説が始まる直前だった。これは事前に打ち合わせがあったわけではなく、現地の熱心な自民党支持者によるものだったという。「驚きました。まさか、わざわざ祝砲を鳴らしてくれる支持者がいるとは」――こう語るのは、側近のN氏。支持率が低迷する中で、心のこもったおもてなしに感銘を受けた様子だった。自民党は長きにわたって与党として活動してきており、対抗となる野党もほとんど存在しないが、近年その保守的な立場から批判を受けることも多い。有権者と直接触れ合う場において熱烈な支持を目にすることは、大いに自民党の後押しとなることだろう。
しかし、祝砲を撃った人物は即座にその場に居合わせた漁師に袋叩きにされてしまった。彼は2本目の祝砲も用意していたようだったが、そちらは投げられないままその役目を終えることになった。集まっていた漁師たちは自民党に対して強い嫌悪感をもっていたと考えられる。有権者どうしの争いが起こったことから現場は一時騒然となり、撃った本人は警察官によって身柄を保護された上で警察署に避難させられた。首相本人は無事であり各地での遊説は予定通り実施されたが、身辺保護のゴタゴタで警官が1人負傷してしまった。
岸田首相としても落ち着かない日となったが、当日の夜には祝砲を撃った本人に感謝の電話をしていたという。選挙は大荒れの模様だが、自民党内の結束は強まったようだ。選挙日は23日。選挙当日にも、祝砲を鳴らす者は現れるのだろうか。
余談だが、参政党の田中よしひと氏はこの一件について、「首相の身辺でゴタゴタを起こして、演説を妨害するつもりだったのだろう。」とSNSでコメント。流石にこれは空気が読めない発言であるとして、「たとえ結果的にそうなったとしても、首相を歓迎しようとした人の善意を踏み躙る発言だ。」「言って良いこと、悪いことの判断つかないのか参政党なんだね。」と非難轟々であった。
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