UnNews:歌舞伎町「トイレ型風俗」人気 夜の街復興に新たな一手
【2023年4月23日 配信】
新宿・歌舞伎町のランドマーク、「東急歌舞伎町タワー」に設置された「トイレ型風俗」(名称:ジェンダーレストイレ)が、Twitterなどで大きな話題を呼んでいる。一部のコアな男性に主なターゲットを絞ったマーケティングが、大きな成功を収めたようだ。
新型コロナが蔓延した2020年以降、感染防止のために様々な商業施設が営業停止・縮小を余儀なくされたが、その際まず槍玉にあげられたのが夜の街――キャバクラやソープランドなどといった形態の店だった。緊急事態宣言が明け、もはやマスク着用義務すらなくなった2023年4月においても、こうした店舗の売り上げはコロナ以前の水準からはかけ離れている。日本が育んできた性風俗の文化は、いまや風前の灯火だ。
そこで構想されたのが、新たな形の「風俗店」であった。歌舞伎町に店を構える某ソープランド経営者のN氏はこう語る。「結局のところ水商売は、客単価が高いから成り立っているのです。嬢の給料も相当高額にならざるを得ませんから、客数を一定程度確保できなければ破産まっしぐら。逆に言えば、嬢を雇わなくて済むような形態の風俗店を開発できるとしたら、それはまさにコペルニクス的転回でしょうね」
まさに今回のトイレ型風俗は、「嬢不在」の風俗店である。人間が生きていれば必ず起こる「排泄」という生理的欲求を利用し、一般の女性を巻き込んだ形にすることで、上述の発想の転換を可能にしたのだ。しかも近年話題になっているLGBTQ+への配慮という体をとることで、企画の却下を防ぎ実現にこぎつけた。開店から一週間ですぐ話題を呼び、土曜日には「出待ち」と呼ばれる男性たちが、用を足すでもなくトイレの中にいるなど大盛況となった。
開発者の一人、T氏は、「LGBTだとかSDGsだとか、アルファベット4文字のものを前面に押し出しておけば表面的にみんなが賛成してくれます。我々は、その題目に護られた背後で利権をとればよいのです。大体、男性というものはみんな女性の身体を見たがるし、女性だって実際のところはそうした性的なことに乗り気なのですよ。何も問題はありません」と本紙記者に発言。セクシュアリティの問題について、きわめて高いリテラシーを持っていることを見せつけた。
新たな形で「夜の街」に風を吹き込んだジェンダーレストイレは大きな成功を収めたようだ。性的マイノリティや女性を上手に利用することで男性の性的欲求を満たす試みは、今後も続いていくことだろう。
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