UnNews:太宰府市教育委員会が個人情報暴露で謝罪

【中二新聞 16日01時配信】

太宰府市で発見された木簡に関して不適切な発表を行ったとして、太宰府市教育委員会は関係者に謝罪した。

太宰府市では今月、7世紀末のものと思われる戸籍作成に関係する木簡が見つかった。大宝律令(701年)以前の戸籍制度に関する国内で初めての発見であり、学術的価値が極めて高いことから、太宰府市教育委員会は12日、この木簡について報道各社に記者発表を行った。この際、教育委員会では木簡に記された住民の名前、続柄、婚姻の事実などの個人情報についても公開していたことが分かった。

戸籍は一般に、鍵付の金庫や、セキュリティを完備したコンピュータで管理し、その内容を開示する際には本人確認を義務付けるなど、慎重に取り扱っている。これまで、奈良県明日香町蘇我入鹿氏の家族関係について報道向けに発表されたことはあるが、政治家などの公人と異なる一般人の個人情報が公開されたのは極めて異例。

名前や家族構成を公開された住民には、今のところ被害はないという。発表を行った太宰府市教育委員会の稲積教育長は、「関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びしたい」と陳謝。総務省は同市に対して、個人情報の管理を徹底するよう指導した。