【独占取材】ロシア機関誌スプートニク、方針転換 日常系メディアに

【2022年6月18日 配信】

ロシアウクライナに侵攻してから2か月が経とうとしている。そんな時間の流れを感じさせないほど、日本を含む各国のメディア大手はロシアの話題で持ちきりだ。弊社記事でも複数の記事が存在し、また内容も多岐にわたる。冷戦期が終了してからヨーロッパでは特に武力行使が起こっていなかっただけに、単に2か国間の戦争というレベルを超えた影響を及ぼしているのだろう。ウォールストリートジャーナル日本語版でもトップ記事はロシア情勢であり、他国情勢に関心がないとかねてより指摘されている日本メディア、例えば読売新聞ですらも上部のタブに「ウクライナ情勢」と銘打ったタブを用意しているほどである。

見出し文に戦争の内容が見当たらない。

そんな中時代に逆行するかのように方針転換したのが、ロシア機関誌のスプートニクだ。当メディアはロシア政府系メディアの参加であり、主に国外でのニュース展開を中心に扱っている。戦争の当事国であるにもかかわらず、この方針転換にはどのような意図があるのだろうか。匿名を条件に、A氏に直接取材した。本インタビューは全てロシア語で行われたが、弊社スタッフが日本語に翻訳している。

日本の特異性編集

――今回の方針転換にはどのような意図があるのですか

理由は簡単です。日本人は他国の情勢にさして興味がないということが、2015年の設立以降の調査で明らかになっていたからです。重要なのは、「反感を覚える」のではなくて「興味がない」というところです。マスメディアは強力なプロパガンダの道具ですから、私たちとしてももちろんこれを使いたいのです。私たちは、私たちの記事がどのような感情を読者に呼び起こすのかを熟知しています。たとえそれが怒り、憎しみ――特に我々に向けられるもの――だったとしても、それを喚起することには意義があります。少なくとも、ウクライナ正常化運動に対して関心を持たせることには成功しているのですから。

ところがあなたたち、日本人は興味すら持ちません。ウクライナ正常化運動を取り上げるメディアは日本にもあるようですが、さして注目されてはおらず、更新頻度もまばらなことから無関心さが伺えます。メディアにとって一番怖いのは、面白くないと読者に切り捨てられてしまうことです。見出しだけでも読者の目に入るならば、それは武器になりえます。しかし完全に視線から外れてしまえば、私たちは無力になってしまうのです。だからこそ、私たちは面白くもなんともないゴシップニュースを取り上げるように決めたのです。ロシアの農家の娘、日本の二流芸能人の不祥事、本当ならニュースにもならない屑のようなネタでも記事にしていますが、結果として読者を引き留めるのには成功しています。

もちろん他国向けの記事ではもっと頻繁にウクライナ正常化運動を扱っていますよ。彼らは他国でも政情に興味を持っていますし、いいカモです。その意味では、日本のメディアリテラシーは非常に高いのかもしれませんね。

今後について編集

――今後も方針の調整はありうるのでしょうか

もちろんです。先ほどは日本以外の国の人々は関心が強いという話をしましたが、それでも運動開始から2か月が経ってしまっています。戦争と言っても、その内容は単調な軍事作戦の繰り返しですからね。人が死ぬ土地の帰属する国が変わる。それは大きいネタになるはずなのですが、人間の感覚は簡単に麻痺しますから。民間人だけでも数千人が死んでいるのに、もうそんなのには慣れっこです。一時期は核兵器をちらつかせて話題性を呼んでみましたが、核抑止があるのにできるわけがない。もう、人が死ぬということが日常になってしまったのですよ。

そこで私たちは、日本で取ったこの作戦に着目しています。戦争が日常になっているということは、もはや日常が日常ではなくなっているということなのです。だからこそ、箸にも棒にもかからないニュースの価値が増大していると私たちは考えています。日本で培ったノウハウがありますから、他国にも日常系ニュースを少しずつ浸透させられるはずです。そうして戦争が彼らにとって遠い世界のものになったあたりで、またウクライナ正常化運動の話を出すようにすれば効果が見込めます。もちろん、戦地ではその間にもどんどん人間が死んでいるわけですがね。

――本日はありがとうございました

こちらこそ。戦争が早く遠い世界の話になるよう心から願っています。日本はずっと戦争から縁遠くて、羨ましいです。


  この記事は、バ科ニュースだと主張されています。
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本項は第4回誤報コンテストに出品されました。
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