首相(しゅしょう)とは、大臣や長官の首を切ることができる役職である。

背景編集

元々、大臣は終身名誉職とされ、自ら辞職を申し出ない限りは、内閣のトップである内閣総理大臣ですらリストラすることができなかった。はじめのうちはそれでも問題なかったものの、大臣が問題行動を起こしても、誰もやめさせることができないという事態に陥っていた。

また、首相が辞任する事態になっても、前首相を支えた大臣は大臣のままであったため、新首相が任命する大臣を含めて大臣がどんどん増えていき、最盛期は国会議員の半数ほどが大臣という事態に陥っていた。

その頃は外務大臣が6人、宮内庁長官が4人など、同じ役職が複数いたり、総務大臣と国土大臣と厚生大臣を兼ねた人がいたりするのも当たり前であった。また、今は亡き環境庁や防衛庁、郵政事業庁にも長官だけがいて、しかも税金から給料が払われるなど、たびたび滑稽な状況となっていたのである。

誕生編集

そこでこれではまずいと一致した国会議員の有志たちは、首切り専門の役職を作るための会議を始めた。ただ、この会議の構成メンバーはみな若手であり、先輩議員の首を切るなどとは表では堂々と言えるはずもなく、秘密裏に行わざるを得なかった。数年間はそのような状況が続いた。

ところが、状況は一変する。この会議のことがいわゆる長老の議員にばれてしまったのだ。国会議員たちは制裁を恐れた。しかし、長老は国会議員を罰しようとはせず、しかも自分をリーダーとしてこの会議を正式なものにしてくれたのだ。大量にいる大臣たちも長老には逆らえず、この会議によって重複した大臣や問題を起こした大臣は、どんどん辞めさせられた。

国会議員たちは何をやるにもまずこの長老に相談した。そしていつしか長老は首切りを行う相談役、略して首相と呼ばれるようになった。略された理由は首切り相談役ではあまりにも生々しかったからであろう。

時は過ぎ、長老は内閣総理大臣となった。その働きぶりは国民からは慕われたが、国会議員からは日本に君臨する恐怖の首切り総理と言われ、恐れられたの言うまでもない

現在編集

現在、この首切り相談役は、デフォルトで内閣総理大臣に付随する権力となっている。理由は総理大臣が任命権を持っているのだから、同時に解雇権を持っていたほうが、いろいろと便利だからである。そのため、いまでは総理大臣と首相は同じ意味と誤解している国民も多数いる。マスコミも混同しているきらいがあるが、本来はちゃんと内閣総理大臣兼首相といわなければならない。

本当はこの権力は分散させたほうが政治的にはいいのかもしれないが、現在はこれでうまく回っているのでこれでいいのだろう。

関連項目編集

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この記事「首相」は何故か「総理大臣」とネタや題材がダブっています。どちらが真実なのかは神のみぞ知ります。
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