飛行少年
飛行少年(ひこうしょうねん)とは、飛行をしてしまった少年の事である。
飛行少年についてのニュースは大々的に報道されるが、実名での報道は禁止されている。
少年の飛行理由としては「自分は不幸だ」や「不運だ」といったものが多いが、哀れな境遇だからといって軽々しく空を飛んではならない。
概要編集
飛行少年の意味はそのままで、飛行に走った[1]少年の事である。
飛行とは言っても、飛行機やヘリコプターでの飛行ではない。彼らは生身で飛ぶのだ。
それも普通の住宅地から飛ぶのである。後ほど詳しく解説するが、ものすごく迷惑である。
しかも彼らは飛行許可証を取得していない。つまり無断で飛んでいるのだ。これは法律違反である。
肉体構造編集
飛行少年は特殊な肉体構造をしている。そしてそのどれもが生身で飛行するのにあたり必要な構造である。
軽量編集
彼らは非常に軽い。骨密度を限界まで低下させて[2]、脳みそも飛ぶために必要な部分以外は廃棄している。
筋肉質編集
しかしあくまで飛ぶための筋肉に限った話であり、他はからっきしである。
よって普通のスポーツは全て苦手だ。
流線型編集
彼らは流線型をしている。といっても骨格が流線型なのではない。
髪型だ。
飛行機のような/あるいは新幹線のような、極めて変な髪型をしているのだ。
耐熱編集
飛行するにはスピードが必要だ。そしてスピードを出すということは空気抵抗による摩擦熱で高温になるという事だ。
その高温に耐えられなければ生身での飛行は不可能である。
しかし高温に耐える、というのはどうしても人間の力だけでは足りない。よってここは科学の力を借りて、熱に耐えられる薬品を身体中に塗っている。
そのため彼ら飛行少年からはいつも異臭がする。
防音編集
高温もそうだが爆音にも耐えねばならない。あまりの音の大きさに気を失っては墜落してしまう。
よって彼らは耳栓をしている。とびきり強力なやつを。しかも常用している。
飛行理由編集
飛行少年の飛行理由は大抵「自分は不幸だから」というものであり、さらに飛行少年の多くは「なぜ不幸か?」という問いに「いじめられるから」と回答している。
なぜ彼らはいじめられるのだろうか。
それは、
- 頭が悪く
- 貧弱で
- 筋肉は変なところばかり発達しているため異形で
- スポーツもできず
- 変な髪型で
- 臭くて吐き気がして
- そのくせせっかく話しかけても無視してくる
からである。それに加えて彼らは優しくないし、友達もいないし、親はモンスター[4]である。
いじめられる原因を網羅している。申し訳ないがいじめられない方が奇妙である。
そして、学校生活にうんざりして/幼いのにストレスを溜め過ぎた、不幸な少年たちは飛行に走るのだ。
確かに辛い境遇である。誰もが同情の涙をかけるだろう。
ただ、だからといって、飛行に走っていいという事にはならない。
被害者に迷惑をかけていいというわけではない。
大惨事を起こしていいはずはない。
被害編集
飛行少年は様々な被害を出している。彼らはそれを自覚すべきだ。
衝撃波編集
飛行少年はそこら辺のジェット機よりも圧倒的に速い速度で飛行する。超音速である。
騒音編集
ここはロケットの発射場か?というレベルで爆音がする。
これをソニックブームと呼んだりするのだが、それにより、耳栓をしていない人々[5]は即座に卒倒し、最悪の場合、死に至る。
人間だけではない。犬も猫も家庭菜園のブロッコリーも気絶する。
衝突事故編集
対人編集
対人での衝突事故が起こった場合、被害者は間違いなく死亡する。
飛行少年は殺人犯になりうる。
対物編集
物にぶつかる事故が起こった場合、確実に衝突された物は破壊される。
電柱は折れて停電を起こし、家は崩落する。犬小屋なんかはひとたまりもない。
対動物編集
動物と接触した場合、その動物の死亡は確定的だ。
特に鳥類が被害に遭いやすく、飛行少年のせいで、アホウドリやトキなどの特別天然記念物も殺害されている。
これは飛行少年の飛行が野生動物の絶滅に繋がる事を意味し、極めてまずい状況である。
領空侵犯編集
飛行少年は届出をしていない為、他国の領空に侵入した場合、領空侵犯となる。
飛行少年は狙撃/爆破処理の対象となる他、国際問題/戦争の原因にもなりうる。
なんか嫌編集
一般人は多額のお金を支払って旅客機を利用するというのに、迷惑かけまくりの飛行少年はタダで飛べるというのはなんか嫌である。
いや、結構/かなり嫌である。
人が嫌がる事をしてはいけない。
報道編集
飛行少年は報道のネタにされる[6]。
というのも所詮人間というのは誰しも空に興味があるのだ。よって飛行少年のニュースはウケがいい。
最近のニュースはネタ切れになってきており「〇〇町の農家の□□さんがニンニクの栽培をはじめました」というような内容が全国放送されている[7]。
よって飛行少年のネタは記者の恰好のエサとなっている。
ただ、少年法によって飛行少年は守られており、実名での報道は不可能である。
少年法編集
飛行少年は未成年であり[8]、少年法によって厳重に守られている。
飛行少年の被害者やその家族は実名を晒された挙句、住所などを特定され、人々に押しかけられるのに対して、飛行少年は守るのかと。それはおかしいだろと。
そのように一部の人間はキレている。
罪編集
飛行少年は以下の罪に問われる可能性がある[9]。
殺人罪に問われた場合、有罪が確定すれば無期懲役となるであろうし、外患誘致罪と断定された場合は確実に執行猶予なしの死刑となる。
よって飛行少年の飛行は自殺行為ともとれる。