出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』 民明書房『臥せられた"鎧"秘録』
「強いんだ星人よね」
鎧 について、松本梢江

鎧(よろい)とは、相手を威圧し、自分含む味方の戦意を向上させるためのコスプレ衣装である。

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概要編集

多対多の戦闘に於いて、個人の強さと言うのは実はあまり大事ではない。三国志の英雄ならいざ知らず、どんなに強かろうが数が多い方が有利に決まっているからである。だが、量と同じくらい大事なのが質、すなわち戦意士気である。銀河の母ちゃんが言っている通り、気持ちで負ければ勝てる相手にも負けてしまうというのは紛れもない事実である。故に「やってやるぜ!」という感情を維持するのは戦闘に於いて必要不可欠なのである。

いわば鎧とは、闘争心を保護するための心の防具と言えるだろう。

鎧の歴史編集

歴史上、鎧が初めて生じたのは、まだ戦争の概念すら無かった旧石器時代であると言われている。弓矢を発明し、マンモスなどの巨大生物に立ち向かっていく狩人たちは、常に不安に駆られていた。人間ライオンクマのような鋭いサイバッファローのようなもない、ツルツルの丸裸で力も弱い生物。そんな人間が恐怖を払って、巨大な敵を討てよ、討てよ、討てよとばかりに狩り場に向かう際に、戦意を高めるため倒した獲物の角や牙、骨、毛皮などを用いて、「どうだ、俺達はこんなに強いんだ」とアピールした。いわば、倒した猛獣たちのの加護を得ようとしたわけである。

こうしたコスプレは、農業の発達により貧富の差が生じ、人間同士での戦争が行われるようになった青銅器時代にも当然続いた。ケンカというものはビビった方が負けなのである。戦いの場において、戦士苦しいとか辛いとか、疲れてもうだめだとか、強そうとか怖いとか、負けたらどうしようとか、僕らと同じで迷うのは当たり前のことである。故に、鎧は相手をビビらせ、味方を「オレ達ゃ無敵の○○軍!」と団結させるために、どんどん派手になっていった。そのために、カブトムシなどの昆虫や、鹿水牛など巨大な角を生やした動物、派手な羽根のなどを模したド派手な鎧を作るに至ったのである。

 
与籠衣を受けた将軍の図。王からの手作りの鎧を受け、闘志に満ちた目をしている

この頃になると、前掲の通りの貧富の差故、階級・役職の違いも生じてきた。要するに将軍とか王様は、一目で権力がわかるように一番派手な鎧に、雑兵は安く仕上がる量産型の鎧に、デザインの差が現れた。雑兵は「いいな、俺(or私)もあんな派手な鎧を着て大暴れして、女の子(orイケメン)にキャーキャー言われたいぜ」と立身出世を願うようになり、より士気が上がったのである。

中国最古の夏王朝時代においては、王は優れた働きを行った兵には、手づから編んだを用いた派手な鎧を与えた。これは大変名誉あることであり、このことを「与籠衣(よろうい)」と呼び、これが訛って日本語における「ヨロイ」の語源となった。この字面からもわかる通り、当初鎧は木や布で形作られていた。しかし、青銅器時代を終えて自在に加工できる鉄器時代が訪れた代においては、など素材を鎧に用いることで金属光沢により相手の眼をくらませ、威圧することができるようになった。この金属を纏めるのに、に自生する頑丈なの蔓を使用したことから、後に「金」「山」「豆」を合わせた「鎧」の字が作られるに至った[1]のである。

…が、あまりにデカすぎる鎧、派手すぎる鎧は動きを制限し、敵から発見されやすくなってしまう。敵だって必死なのだ。故に、堅牢な城砦を築き、投石機大砲による本格的なぶち壊し合いが始まった時代になると、ド派手な鎧はあくまで美術品ということになり、動きやすい鎧が求められるようになっていった。いわば、造形美と機能美が別に追及されるようになったわけだ。

そして、遂に鎧にも変革の時が訪れた。の発明である。銃を大量にそろえた農民や商人による弱卒のボンクラ軍は、どんな英雄豪傑の単騎突撃よりも強力であった。事ここに及べば、最早ハデででかいだけの鎧は銃の的にしかならない。敵への威圧の効果など無くなってしまったのである。こうして鎧は「造形美」に特化し、味方の士気を高めるための祭祀的な意を満たすものとして進化していった。

 
末期の女性型鎧。造形美に全振りした結果であり、実戦では蜂の巣間違いなしである。

その結果として、鎧は最後の徒花を咲かせることとなった。陣中見舞いにおける女性の鎧である。女性の鎧は勝利のための舞踊お祈りのための装束として果てしなく露出度が上がっていき、出陣した兵士たちは「何としても勝ち残って次の戦いでも見るぞ」と戦意を増幅させていった[2]のである。

が、そんな鎧も銃が連発式となり、迫撃砲などで城壁そのものをコナゴナに出来るようになってしまってからは、「一々そんな下らない事やってる暇はない」「戦争は塹壕戦と奇襲だけやってりゃいい」という近代戦術の発展により、姿を消していくこととなる。

現在編集

現在の戦闘に於いて、鎧の意味する物はほぼ無い。近現代戦における装備は鎧とは異なり、完全に「機能美」だけに特化し「造形美」など考慮に入れていないからである。ていうか、今更ハデな外見をしてビビらせることができるのは、ヤクザイレズミプロレスくらいのものである。

しかし、鎧の持つ造形美は未だ失われてはいない。身にまとうことで味方の士気を高め、恐怖に打ち勝つという点においては、ビジネスマンのスーツ、プロアスリートのユニフォーム、検閲により削除アーン♥♥など、「プロフェッショナル」の衣装は現代の鎧と同質なのである。そうした鎧に憧れ、巨大ロボットスーパーヒーローもまた過去の鎧を模している。鎧とは、戦意のみならず自分たちのも守る物なのかもしれない。


……何か大事なことを忘れている気もするが、誰も気にしない

脚注編集

  1. ^ 漢字が出来たのは殷の時代である。
  2. ^ もちろん負けたら検閲により削除された。

関連項目編集

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