鈍器(どんき)とは、刃は無いものの、強固で重量のある槌やハンマーのような器具のことである。鈍器の多くが殺人凶器として使われるため、敵に致命傷を負わせた家具やらトロフィーやらの総称で使うこともある。鈍器はしばしば鈍器のようなものと混同されがちだが、まったく別のものと考えられている。

用途編集

  • 密室などで衝動的に向かい側、あるいは自分周辺の人物を殴り倒す。
  • 硬いもの(頭など)を打ち付ける、砕く。
  • 防衛に使う。
  • ゲームの戦いなどで相手を吹っ飛ばす。

鈍器のようなものと同じような使い方しかしないが、あくまで別物である。

表向きの用途編集

鈍器とされるアイテムは、その多くが世を忍ぶ仮の用途を持っており、殺害専用の鈍器はほとんど存在しない。[1] 例えば、フライパン中国製のお玉は調理器具という仮の用途を持っているが、これらの殺傷能力は抜群で、日本中国ではこれらを用いた殺人事件も少なくない。特に、日本は銃器や刃物の携帯に厳しい規制があり、このため表向きの用途を偽って自衛や攻撃のために所持する者も決して少なくない[要出典](刃物の場合はノコギリなどを参照されたし)。

殺人においての使用方法編集

鈍器は上記の、その多くが殺人事件で凶器として使用されている。ナイフなどの刃物と比べると、殺傷率はすこし鈍器のほうが高い。 殺人においての鈍器の使用法も様々で、その多くが片手で鈍器を持ち、大きく振りかぶって、後ろを向いていたり、こちらに気づかず何か作業をしている相手の後頭部および天頂部に向かって勢いよく振り下ろす方法が主体。

重いものや大きいものはあまり鈍器に適さず、それでしばしば女性には無理ということになるので探偵の頭を悩ませる。 またやレンガなどは遠くから投げつけたり、竿に結び付けて釣りの要領で、窓辺におびき出した相手に向けて発射したり、マンションの高い階から真下に呼び出しておいた標的に向けて落下させたりする。

また、クレーンなど一部の特殊な鈍器は殴りつけるのではなく、標的を押しつぶしたり、下敷きにしたりする。

鈍器のようなものとの区別編集

「鈍器」と「鈍器のようなもの」は似て非なるものであり、なかなか区別が難しい。明確な違いとしては、ミステリーなどで鈍器を使った殺人事件が発生したときに、殺人の現場、瞬間が描かれていた場合それは紛れもなく鈍器を使った殺人である。殺人の現場、瞬間が描かれず、急に死体が登場した場合は鈍器のようなものを使った殺人である。

その場合の多くが凶器である鈍器のようなものは現場から消え失せている。そのため読者側からすれば鈍器だが、警察からしてみれば鈍器のようなものなのである。

脚注編集

  1. ^ かつてヨーロッパには、メイスと呼ばれる殺人専用の鈍器があったが、今日では廃れている。

関連項目編集

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