講談社(こうだんしゃ)は小学館集英社と肩を並べる大手出版社である。しかし、小学館のドラえもんや集英社のワンピースのような看板作品を持っていないため、知名度の割りに印象が薄い状態が続いている。

概要編集

大学でのスピーチの速記録を載せるマニアックな雑誌「雄辯」を発行するため野間清治が創業した。その後社名の由来になった講談のノベライズで読者を増やして日本一の出版社になる。しかし自社の雑誌に創業者の本を附録につけたり、清涼飲料水や目薬まで売り出していたため「積悪の雑誌王」などと呼ばれて一部では反感も買っていた。

「面白くて為になる」を社是としており、第二次世界大戦前までは「面白い! 面白い!とても面白い!!」「日本中の大評判!! 面白い! 飛びぬけて面白い!」と「面白い!」で埋め尽くされた仰々しい広告を毎日のように新聞に掲載していた。現在では「面白い!」の連呼は無くなったが、仰々しい広告の名残は週刊現代や日刊ゲンダイの見出しに今も残る。

読者の興味を引くものであればスキャンダルでも何でも載せる傾向にあるため敵が多く、過去にはビートたけし幸福の科学に襲撃された歴史を持つ。そのため講談社のセキュリティーチェックはきわめて厳重であり、本社内には落とし穴や非常用脱出トンネルなどが張り巡らされているという。

主要刊行物編集

漫画編集

週刊少年マガジンを筆頭に月刊少年マガジン週刊ヤングマガジン別冊少年マガジン月刊アフタヌーンなどがある。第二次世界大戦前はのらくろ(島耕作シリーズの軍隊版)が一世を風靡し、高度経済成長期には巨人の星あしたのジョーでマガジンは不動の人気を獲得していた。その後ジャンプに発行部数を抜かれてからは読み手を選ぶ作品が増え、大ヒットする作品がなかなか生まれない状況が今日まで続いている。しかし近年では「進撃の巨人(1億1100万部)」「FAIRY TAIL(7200万部)」「東京卍リベンジャーズ(7000万部)」のような名作も生まれている。

小説編集

村上春樹の「ノルウェイの森」のようなエロ小説から大江健三郎の「万延元年のフットボール」のようなヘンタイ小説まで幅広く出版している。

オッサン向け編集

週刊現代週刊フライデー日刊ゲンダイと手広く発行している。「アベバブル この夏、株価2万円の攻防へ」という記事を載せた翌週に「米国発 すごい大暴落がやってくる」という記事を載せるなど、その時々の空気を読むことを得意としている。

オタク向け編集

ライトノベルよりも利幅を大きい講談社BOXやノベルスに力を入れており、競合する角川書店と比べると価格が全般的に高めである。

関連項目編集

ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「講談社」の項目を執筆しています。
MediaWiki spam blocked by CleanTalk.