絶滅危惧種

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絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)は、偉大なる人類の圧倒的過ぎる高等な活動に付いてくること適わず、滅び行く運命を決められた無様な劣等生物の事である。

概要編集

人間様は地球史上類を見ない高尚なる頭脳を持った偉大なる高等生物であるのだから、そのような素晴らしい高度な生物の活動が他生物の活動に支障をきたすというような事態は許されざる汚点である。ある生物の活動の結果として別の生物が絶滅するなどという事は歴史的には全く珍しくも何とも無い適者生存の自然原則である、などという無粋で野蛮な論理は崇高なる万物の霊長である人類には当てはまる筈もなく、そのような煌々たる輝きを持つ圧倒的な生物なのであるから、環境に適応できずに滅び行く運命にある低劣な下等生物に対しても厚い温情を持って保護の手を差し伸べてやるのは当然の行動であり、決して自己満足などという愚かな感情行動と同一に語られるべきではない。

人類は余りにも偉大すぎるが故に、その活動による地球環境の変化速度も地球的常識から見れば考えられない程であり、愚鈍な他の動植物如きでは付いて行くことすら適わないのである。これらは全て、ひとえに人間様が他の大した知恵すらない下劣な劣等生物共とは比べるべくもない脳髄を持っているが故であり、これまでにも巨大隕石の激突やらそれに伴う急激な環境変化と大量絶滅くらい何度もあった訳でそれに比べれば人間の活動による環境変異なんてのは変異とも呼べないような微小なものでしかなく人間とて所詮は自然の中の一部品でしかない、などという傲慢な理屈を捏ね繰り回す者は総じて淘汰されるべきである。そもそも全能にして究極絶無の存在である人間様を自然などという脆弱で薄っぺらい弱小な概念で縛るというのがそもそも根本的に間違っており、そんな愚かしい連中は人類という地球史上最高最良最高峰の超知的存在である己の種について、よく考え直す必要がある。人間様は唯一であり、他の劣った原始的な生物を使役し支配し酷使する権利が存在するのである。これはキリスト教が認めた公式なものであり、ウシブタなどを家畜として好きにするのは全宇宙でも人間様のみに許された特権、他に脳味噌が進化した存在がいたら人間だってそうされたかもしれないとか、また絶滅危惧種の保護をのたまうその隣で天然痘ウィルスを根絶したりするようなことは、優れた自愛の心を持つ人類には絶対にあり得ないのである[1]

 
絶滅危惧Ⅱ類指定生物、アホウドリ。名前からして既に自然界では生き残れそうにない、絶滅ルート直行の愚劣な存在である[2]

保護活動編集

人類による手厚くも寛大なる保護を受けるべき劣弱なる劣等生物のリストは、偉大なる同士たる環境省レッドデータブックに載っている。世界に跨り活動する我々人類の慈悲の証たるワシントン条約に則って記されたそれをしっかりと守り、賤劣にして卑劣な下等生物達にも生きることのできる場所を与えてやることが、誇り高き人類が行うべき至高なる生物活動である。全ては生物多様性を守るという簡略にして深遠なる目的のためであり、別に希少種なんぞが滅んだ所で生態系に一切の支障はないだとか、そもそも多様性なんて守ってどうすんの、などという戯言を吐くようなことは断じて許されるものではない。上述した通り、全ての頂点たる人類は有象無象の他生物などとは一線を駕する絶対の存在であり、地球などという矮小な一惑星の生態系程度は、本来なら世界の遥か高みより悠々と管理・観察することをやって然るべきなのである。にも関わらず、このような土臭い穢れた大地の上などで暮らさねばならないという明らかな不遇を受け入れるほどの、荘厳にして超然たる謙虚の心を人類は持っているのだから、そのような優美なる我々への感謝の念すら感じられるか判らないほど低脳で庸劣な原始生物に対しても、相応のそれをもって接してやるのが理というものであろう。地球に寄生しなければ生きてもいけない一哺乳類が何言ってるんだ、などと妄言を吐き散らす輩を稀に見かけるが、自らの偉大性にすら気付けないようではその辺の劣悪で下種な劣等生物と同じ扱いをされても全く文句を言えないというものである。

脚注編集

  1. ^ この「神」とやらを存在すると主張しているのは人類くらいのものだが、気にしてはならない人間は究極の存在である
  2. ^ 名前をつけたのも使っているのもやはり人類くらいのものだが、気にしてはならない人間は究極の存在である

関連項目編集

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