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バニカ・コンチータ

悪食娘コンチータから転送)

バニカ・コンチータ(Vanika Conchita、生没年不詳)とは、世界一の美食家である。

目次

出自編集

「敬い讃えよ、われらが偉大なコンチータ
バニカ・コンチータ について、領民たち

ギリギン公爵・コンチータ家の末娘として生まれる。祖先はヴァイキングとして勇名を馳せたエギル・スカラグリームソン言われており、七つの海から略奪して回った世界中の珍味を皇帝(オズ・ジ・オズ、OZZ the OZZ)よりも先に味わう特権を与えられたと言われている。そのため、代々当主は食においてどの家にも引けを取ることは許されず、「食らい尽くせ この世のすべて!」という家訓を、200年以上にわたって遵守し続けた[1]のであった。

最後の晩餐編集

 
吟味された食材。
 
厨房は大忙し。
「さぁ、残さずお食べ。」
バニカ・コンチータ について、

かくして幼少時より施された、食に対する過剰なまでに厳しい躾[2]は、彼女の心身を順調に歪ませて行ったのであるが、そんな事は誰も気にしないまま月日は流れ、男子のいなくなった(全員が戦死)コンチータ家は末子相続の原則によってバニカが継承する事となった(元より、3人の姉たちはみな嫁いでいたので、コンチータ家には彼女しか残っていなかった)のであった。その彼女がコンチータ家当主として最初に行なったのは、「最後の晩餐」の開催である。

ただの美味しい料理には興味ありません。この世界に存在するすべてのゲテモノ料理食品兵器タブー食を私と共に味わおうではありませんか!」
最後の晩餐 について、バニカ・コンチータ

コンチータ家に代々仕えて来た歴戦の勇士たちがずらりと列席する中、バニカがコックに作らせた料理が、以下のコースである。

  1. 食前酒:雑草十六種類のジュース(小便を含む)
  2. 食前酒:自家製エクスポーション(アルコール99%)
  3. 前菜:の錆の削りフレーク(身元不明のを含む)
  4. オードブル:シェフの気まぐれサラダ(どれか一皿以外はトリカブト
  5. スープ:ワライダケのコンソメスープ
  6. 主菜:死んだ魚のような目玉と臓物のソテー
  7. 副菜:ねぎと茄子と猫の炒め物(猫の内臓入り)
  8. 付け合せ:小麦を焼いて固めたレンガ
  9. 主菜:の鳴き声と骨のロースト
  10. 副菜:食紅で真っ赤なオクトパスのカルパッチョ(女王風味)
  11. 口直し:腐敗して形の崩れたナスの和風グリル
  12. デザート:季節はずれの完熟(=腐敗)フルーツ盛り合わせ
  13. デザート:冷凍芋けんぴ(解凍済み)
  14. 食後酒:消し炭で淹れたコーヒー(水出し)
  15. 食後酒:血のように紅いワインって言うか血)

これらの料理に口をつけなかったり、たとえ野菜一片や肉汁一滴でも残したり、あるいは吐き出した者は「不忠義者」としてことごとく粛清、次の料理の食材として完食した(生き延びることを許された)面々に振舞われ、かつてともに戦った仲間たちの肉を泣きながら食べる者、食べるのを拒否して食材にされる者、あるいは忠節を全うするために自ら死を選ぶ者、あるいは逃亡を試みたが失敗、そのまま食材にされた者、終わるまでが最後の晩餐であり、阿鼻叫喚の共食い地獄は延々と繰り広げられたのであった。もちろん、そんな中にあってバニカ一人だけは、これらの料理を笑顔で食い漁っていたことは言うまでもない

ボーカロイドでは、MEIKOがモデルである。

晩餐は続く編集

 
食え食え食え食え!

そんな具合で腐臭と断末魔の饗宴が始まったのは家督継承祝いを兼ねた正月であったが、1ヶ月と経たない内に譜代や外様の家臣たちはもちろん、コンチータ家の使用人たちさえも彼女に対して愛想を尽かし、15人のコックと18人の執事と38人のメイドが暇乞いにやって来た。もちろん、そんな使えない連中を社会に放てば「コンチータ家の名折れ」となるため、そんな事を許すはずも無く、ことごとく食材とされたのであった。そして2月に入る頃にはコックが料理に盛った一服の青酸カリでさえ「ちょっと変わった風味の素敵スパイス♪」として無事に消化してしまうほどに彼女の胃袋は頑丈に鍛えあがっている始末であった。そんな調子だから3月を過ぎた頃には「おかわり」の料理を待つ時間さえもったいないと空になった皿にまでかぶりついてバリバリと平らげるようになり、4月には今までは謀反人の始末として食べていた人間の肉を、彼女の方から積極的に「今度新しく入った(手段を選ばず、騙して連れてきたのであろう)あの子、美味しそうね♪」と品定めするようになった。かくして仕事を始めたばかりで何も知らないその召使は、その日のメインディッシュとして皿を飾ることとなるのであった。

最後の一皿編集

 
究極の一皿。

この世界の贅と悪趣味と味覚障害の限りを尽くしたコンチータであったが、そんな事ばかりしていれば人も食材も底をつくのは理の当然であり、5月を過ぎて6月に入る頃には、屋敷はすっかりもぬけの殻になっていた。彼女を除く全員が逃げ出すか彼女の胃袋に収まるかしてしまい、食べられるものは木製品や皮革製品、果てはネズミGKBRにいたるまでことごとく食い尽くしてしまった。もう流石に何も食べられるものはない、そう思った彼女の視界に入ったのは、自分の右手だった。

マダ タベルモノ アルジャナイ♪
かくしてバニカは手に取ったを振り上げ、自分の右手を目がけて振り下ろした。その味がどうだったのか、知る者は誰もいない。
「だって、残すと怒られちゃうもの。」
自分の右手 について、バニカ・コンチータ

脚注編集

  1. ^ 男であれば戦場の最前線で特権に相応しい武勲を立てること、女であれば文字通り世界の珍味美食を究めることを義務づけられた。
  2. ^ 時として父親による虐待も行なわれていた、と生存者は述懐している。

外部リンク編集

関連項目編集