大川・エル・ア・カンターレ・隆法
大川・エル・ア・カンターレ・隆法、（出生名:中川隆、1956年〈昭和31年〉7月7日 - 2023年〈令和5年〉3月2日）は、創造主にして神にして全人類の指導者だと誇大妄想している躁鬱病で統合失調症のイタコ芸人・アニメーション作家。エル・ア・カンターレとは金星人の言葉で"麗しの星地球"の意味だと大川は主張していたが、誰もが笑えるアカンタレの略だと言うのが専門家の間で共通の見解とされており、その結果、21世紀を代表するコメディアンとして世界的に嘲笑されていた。池田大作、文鮮明、麻原彰晃などと共に聖なる教え(笑)を広める一人でもあった。
生い立ち編集
発症するまでの遍歴編集
徳島県に、元共産党の活動家で新興宗教マニアの父親の次男として生まれた。実際に生まれたのは6月末頃らしいのだが、親父が宗教マニア振りから来る縁起担ぎで7月7日に誕生届を出したため、公式的にはその日が誕生日とされている。優秀な兄と比べてウダツのあがらない弟だったが、父親の「兎に角一番だけは特別」という叱咤激励と言う名の児童虐待によって県内トップの進学校に進む[1]。その後1年浪人して東京大学法学部へと進むが、居並ぶエリートの中で落ちこぼれてしまい、1年留年した上に大学院への進学も司法試験受験も全て失敗、しかたなく就職活動を始めた。ところが、いくら東大法学部とはいっても2年遅れの学生を採用する大手企業はなく、何とか業界下位の今は合併でなくなってしまった総合商社に入社した。この時、面接評価のあまりのぴーに採用するかどうかで議論が分かれたが、腐っても東大法学部の採用実績ができるという人事部長の決断で採用を決定したという。[2]。入社後、どう考えても営業向きではないために財務部に配属になったが、そこでも使い物にならないことが判明し、研修という名目でニューヨークに飛ばされる。ニューヨーク支社でも使い道に困り、とりあえず現地の大学に通わせたものの、地頭についていけず修了出来ぬままに帰国。帰国時にも人事部が八方手を尽くしたにもかかわらず本社では受け入れ先が見つからず、地方の支店に飛ばされることになった。なお、商社在勤中には小包一杯のラブレターを送った挙句に突き返されたというKYなエピソードもある。
東京大学法学部卒業といっても必ずしも約束された人生が待っていないのである（世界レベルで見たら当然だけど）。いかに進学塾（笑）の宣伝が脚色されているかが分かるであろう。
発症して後編集
ニューヨークに滞在していた頃から統合失調症の傾向がありカウンセラーに相談するも好転せず、挙句の果てに帰国後にはイイシラセ イイシラセと無意識に筆を走らせる様になった。これは明らかに統合失調症の発症であったのだが、父親が彼を宗教家として売り出すことを思い立つ[3]。
父親は 共産党で活動する前後に、内村鑑三の聖書勉強会や生長の家、GLAなどにも傾倒していて、それなりに宗教の知識があった。そして、これらの宗教の教義に加えて日蓮や空海、果てはスウェーデンボルグやエドガー・ケイシー、ノストラダムスなどによる妄想までインスパイアして、それを大川の言動に巧いこと当てはめていった。多くのオカルトマニアや心霊マニアは宗教に無知だったので、多くの人々が大川についていく結果になってしまう。
東京ドームでの発狂編集
こうして多くの人々が大川の虚妄と妄想を信じてしまったため、大川の精神状態は高揚。加えて大川のご機嫌取りに終始していた幹部職員が勝手に数をでっち上げていたため、ますます大川の妄想は酷いものになっていった。
1990年夏、大川は東京ドームでリサイタルを実施。そこで我は大川隆法であって、中川隆ではない。エル・ア・カンターレであ～る！！！ と発狂してしまったが、その場に居並ぶ一同は何故か感動してしまって異様な雰囲気に包まれた。そこへ来て写真週刊誌が大川の病状をフライデーし、この本を手に取った大川は逆切れする。全ての信奉者に向けて希望の革命というヒステリーを発し、信者は自主的に発行元出版社の編集部へ抗議に殺到、同社の業務が一時的に麻痺する事態となった。
また、この一件でマスゴミから注目されることになった大川は、この暮れの紅白歌合戦へのエントリーを表明。小林幸子張りのコスチュームを披露して、信奉者ともども高揚するも、結局紅白への出場は叶わず年が改まって後は一部の狂信的な信奉者を除いて症状が沈静化し、大川も鬱状態になってしまった。
オウム真理教・創価学会の勧誘と共に「宗教は怖い」を世間に知らしめた出来事だが、大川の精神異常は未だに完治しておらず、そのため大川から"伝染病"をもらった信奉者達は大川は何も悪くないと思っている[4]。
阪神大震災・オウム事件・三塚総理擁立編集
阪神大震災では事前に発生を予知していたものの、信奉者を混乱させるとの大川の配慮によって予言は封じられた。結果として5000人以上の犠牲者を出すものの、その後の被災者への救護活動は、あの山口組を凌駕するほどの熱心さで信奉者によって大々的に宣伝された。
オウム真理教事件に於いては、その発端となった目黒公証人拉致監禁殺害事件での目撃者に大川の信奉者がいたことから、早々と糾弾に動いた。元々、1990年に大川は自らの信奉者をオウム教祖の麻原彰晃に論戦を挑ませたが、仏教に関する知識の無さが祟り物の見事に論破されてしまう。一浪二留しながらも東大法学部に在籍した大川としては、東大を目指すも浪人で終わり逮捕された経歴もある麻原に自分の教えが否定されたことを逆恨みし[5]、その怨念をこの場で晴らそうと躍起になった。もっとも、それ以前から公安によってオウムは内偵されていて、大川が騒ぐ間も無く麻原とゆかいな仲間たちは一網打尽されてしまう。
阪神大震災・オウム真理教事件という格好の機会で自らの売り出しに成功したと思い込んだ大川は、積年の鬱状態から一転して気分が高揚してしまい、今度は創価学会の池田大作の向こうを張ろうと妄想を抱いてしまう。そんな折も折、自民党の実力者・三塚博の妻が大川の信者と知人であるということを知る。時に自民党と創価学会の政治部門であった新進党とが激しく対立していた時期でもあり、ご機嫌取りで幹部職員のでっち上げた信者数をそのまんま信じてしまった大川は、三塚を総理大臣に擁立しようと一大市民運動を企図する。しかし、そのキックオフとなる筈だった日比谷公園での集会には大川の予想の1/10しか聴衆が集まらず、加えて肝心の参院選では自民党が新進党の後塵を拝する惨敗を喫してしまい、再び大川は鬱状態に入る。
現況編集
大川には妻の文殊菩薩・鬼嫁にして悪妻でオマケに前世は裏切りのユダだったきょう子との間に3男2女がいて[6]、白金にある大悟館という自分専用の修行施設で24時間365日宗教活動に従事する日々を送っている。このため大川にはプライベートは存在せず、浮気[7]や愛人への愚痴も宗教活動の一端として行われている。加えて大悟館や北軽井沢 に存在する北軽井沢精舎などの大川（中川）家専用の施設も宗教活動のために供されているので、宗教法人法により非課税となっている。
大川の精神状態は躁状態と鬱状態では激しい落差があり、鬱状態の際にはそれこそ自分のことばかりしか考えが及ばず、自分の運転手が自宅近くの寮で下着泥棒をしていた際にも、ヘアヌード反対とか言っている何時もの態度とは裏腹に、コレクションに興味津々の様子だった。
その一方で、躁状態の場合には自らの信者を総動員して周囲に大きな影響を及ぼすこともある。2008年には、三男が いじめに遭ったとして、通っていた小学校の周辺で示威行動を行うモンスターペアレンツぶりを見せた他、いじめから子供を守ろう！ネットワークを作らせて自分の影響力を誇示。ネットワークが教育関係者の支持を得て好調な上に、信奉者の一人が自民党の衆院議員候補として擁立されて積年の鬱状態から解放。明けて2009年には念願だった新党「幸福実現党」を設立したものの、自分も含めて全候補者が落選したため幸福ならぬ降伏を実現してしまった。
それでも2012年2019年に起こるであろう日本侵略に対して幸福実現党の勢力伸張を図るばかりか、那須の山奥や邪宗の総本山の麓に中高一貫校を創り更に千葉県の太平洋に面した空き地に大学と称するものを創ろうとし(池田大作と同様)自らの信奉者を社会のエリートとして送り込みつつも、通貨の発行を自由化させてメガバンクばかりか自らも通貨を発行することで世界を支配しようと考えていると推定される。それに先駆け、菅直人やバラク・オバマなどの霊魂守護霊やバルタン星人の生霊を憑依した本を執筆している。
死去するまで大川には複数の愛人がいて、赤ちゃん言葉で接していたという。
また実の息子で俳優、Youtuberとして活動する大川宏洋 芸名「宏洋」（ひろし）氏によって、年頃の息子にこんにゃくの使い方を教える、別居している妻に職員の制止を振り切り夜中に出掛け、帰り際にキスをされて悦ぶ等、数々の私生活が披露されている。
著作編集
大川の妄想はあまりに多岐に渡り、偉人や宗教家の発言集（と称するもの）からセックス談義に至るまで膨大な著作が存在する。が、それは誰もが中学生の時に執筆する黒歴史と大差ない。マスゴミなどの書籍販売ランキングに著作を入れるため、信奉者に対してはそういったランキングの対象となる書店で何十冊もまとめ買いして、めぼしい知人に贈呈するのが何よりの修行と説いている。もっとも、こうした著作は書店で定価で手に入れなくとも、Amazonのマーケットプレイスやブックオフなどで安く入手できるし、近くの支部や精舎でお世辞の一つや二つでも言えば無料で入手することも出来る。何か大規模なイベントがあった際には、タダで配られたりもするのでそれもねらい目。
なお大川は、都合が悪くなると以前の著作を絶版にしたり、また勝手に書き換えては知らん振りして再販したりすることも少なくない。一部のマニアの間では、その記述の矛盾や相違について調べることがマイブームとなっており、いわゆる大川の信者よりも推定数としては多い。
霊言編集
大川が誇る最高の芸は、色々な偉人たちを自分に憑依させてしゃべる「霊言」である。一見するとただのイタコだが、大川は死んだ人間だけでなく神や生存中の人間でも呼べるという特徴を持つ。
霊言に登場した人物について、詳しくは当該項目を参照のこと。
信奉者編集
作家の景山民夫は信奉者として有名で、写真週刊誌の編集部に大勢のゆかいな仲間たちを引き連れて自主的に抗議に押しかけたり、焚書にも参加したりした。しかし後になって著作を全て破棄。その直後に焼死してしまい、その際に大川は、完全燃焼の人生でしたと景山があの世で言っていると口走り、景山の知人やファンの怒りを買った。
他にも女優の小川知子[8]・芦川よしみ[9]やテクニカルアナリストの佐々木英信[10]・経済学者の鈴木真実哉[11]、漫画家のさとうふみや、菊池としを[12]、山下達郎・竹内まりや夫妻が信奉者として挙げられる。
下村博文は、都議時代に幸福の科学に入信していた[13]上に、幸福の科学の映画ファイナル・ジャッジメントの好意的な感想をブログで書いていて、[14]信奉者から熱い期待を得た。その下村が文部科学大臣となったのを千載一遇のチャンスと、大川は大学をでっち上げる設立することを思いつき、申請を行った。しかし、下村は「宗教は票になるし、金になるし、権力のもとになるし、圧力団体にも使えるし、それから自分の政敵に対してけしかけることもできる」（守護霊（ｗ談）[15]という恩を忘れて散々ダメ出したあげく不認可とした。利用するだけ利用して手のひらを返した下村に対する報復として、幸福の科学は立て続けに霊言集を二冊も出して、下村を邪教の手先だと攻撃した[16]。さらには政治と金の問題をほじくりかえし、それを幸福の科学とは険悪な関係にあるはずの週刊文春が執拗に「辞任勧告スクープ」[17]として後追い報道を行う珍事に発展した。
他に、政治家では、石原慎太郎の三男・石原宏高（自民 衆院）が週刊文春の「仰天スクープ」により信奉者である事が判明している[18]。自民党で出世し損ねた兄 伸晃は手かざし宗教の著名人信者で、天気予報をやっている兄 は世界救世教説、弟に至ってはオウム真理教信者説があるため、石原家では驚くに対しない。
なお、信奉者の中には有名人を挙げて自分たちと同じ仲間だと主張する者がいるが、大体において信奉者自身の戯言なので本気で信じない方が良い。前述の三塚博は有名だが、森田健作が千葉県知事になった際には我々と同じ信奉者だと連中が主張し、あの男顔負けの手柄の横取り・独り占めを大川自身がやらかすという挙に出た。
その一方で、世間で頭がオカシイ宗教であると認識されている事を理解しているため体からか信者である事をカムアウトできない隠れ信者も少なからず存在すると言われている。幸福の科学の機関誌・リバティでは信仰心を見せたものの、記事ごとなかった事にした中丸啓元次世代の党衆議院議員[19]がそうであり、信者である事を対外的には否定している[20]。普通、信者ではないなら幸福の科学大学を伝統宗教と並べて肯定したりはしない[21]。ファミレス大手ジョイフルの御曹司で自由民主党の元衆院議員である穴見陽一も、フライデーへの集団イタズラ電話の時には信者であった[22]が、現在は無関係を決め込んでいる。これまたジョイフルのメンツのためなのか、信者である事が選挙で不利になるからなのかは不明。バカタレントのつるの剛士も幸福の科学信者である[1]。エル・カンターレを拝んでいればコロナウイルスに感染しないというのが、幸福の科学の設定だが、そんな物はインチキであり、つるの剛士はあっさりとコロナに感染した。
関連項目編集
註編集
- ^ この結果天才バカボンとなり、その頃から風貌も天才バカボンそのものになる
- ^ 同社の翌年の学生向けパンフレットには、誇らしげに「東京大学法学部1名採用」と書かれていた。
- ^ ほぼ前後して、当時一家の家計を支えていた兄が病気に倒れて、一家は途方にくれていた
- ^ 幸福の科学に対する先入観を取り除く
- ^ それまでは同じ誇大妄想の持ち主同士、波長同通するものがあって親近感さえ抱いていた。オウムの信者を見て何と素晴らしい信仰の姿じゃないですかと賞賛したとさえ言われている。
- ^ そもそも仏陀の生まれ変わりなら初めて会った時に本性を見抜いても不思議は無いのに、それでも結婚して子供までもうけたのは何らかの深慮遠謀があったに違いない。きっとそうだｗ
- ^ きょう子は最初大川の妄想を信じていたが、結婚して大川の精神異常を知ると、大川を軽侮するようになった。そのため大川もきょう子への反発心を生み、愛人を囲うようになった
- ^ 信奉者になった途端に仕事が減っている
- ^ 信奉するや顔に大怪我を負った
- ^ 精舎での講演中に脳内出血で倒れ、信奉者たちのエル・カンターレ・ファイト!!で何とか一命を取り留めた模様……と思いきや意識不明のまま死亡した模様
- ^ 査読つきの論文を発表することは最近無く、博士号も持っていない
- ^ 大川隆法を誹謗すると、死後こんな地獄に堕ちる！ 菊池としを先生の「幸福の科学」マンガ
- ^ 幸福の科学大学「不認可」へ＝最長5年間は認可不能か
- ^ 映画「ファイナルジャッジメント」を観る（その後聖なる教え(笑)の信仰を無くしたのか、記事は削除）
- ^ 「永田町の論理」と「宗教の論理」のギャップを検証 下村文科相は大臣の器か？「永田町・平成ポンポコ合戦――文科大臣に化けた妖怪の研究――」
- ^ もっとも下村氏自身、EM菌やら親学やらオカルト・疑似科学やその類を何でも信じる変人なので文科省のトップにいられるのが不思議なくらいな奴なのだが。
- ^ 《辞任勧告スクープ第5弾》 下村博文文科相 歪む教育行政“癒着の構図”
- ^ 石原慎太郎の三男・宏高は「幸福の科学」の信者だった！
- ^ ちなみに、鳩山由紀夫と有吉弘行を足して割った顔をしている
- ^ 幸福の科学と云々というネガキャンがありますか、安倍総理も山口県で選挙でその幸福の科学から推薦を受けたことがあることは、誰も指摘しない。都合のいい破綻している論法ですね。
- ^ [次世代の党 「霊言を学問と認めないのはおかしい」 幸福の科学大学の不認可で文部科学省を批判 次世代の党 「霊言を学問と認めないのはおかしい」 幸福の科学大学の不認可で文部科学省を批判]
- ^ [「幸福の科学」が政界進出信者が自民から衆院選出馬]
- ^ 大川は子安の声が自分の前世の声にそっくりだと主張しており、大川の著作をアニメ化した際には自らを擬したキャラの声優に必ず子安を据えている。
- ^ 大川は彼の霊界からの予言を聞いたといわれている。