動物園
動物園(どうぶつえん)とは、世界のほとんどの国で公認されている強制収容所の一種である。都会人の知の欲求と必要以上に自然と触れ合おうとすることで、コンクリートジャングルから少しはなれたところに、檻と小屋を作って実際の自然から隔離してどうぶつを飼い殺しにする、啓蒙をかねた娯楽施設。
概要編集
動物園は、建前では以下の4つの目的のために作られた施設である。
- 娯楽
- 動物の知識などの教育
- 動物の生態などの研究
- 希少動物などの保護
しかし、実際には人間の(特に経営者たちの)支配欲を満たすことしかこの施設のメリットは無く、人間に服従させるための虐待が平気で行われ、殺害してしまう場合さえある。そのため動物園に収容されている動物たちは、想像を絶する肉体的苦痛、精神的苦痛を抱えている。
動物たちの苦痛編集
劣悪な環境編集
動物たちの暮らす収容所は、人間が管理しやすいことを目的に設計されており、動物たちのストレスを減らすための配慮など微塵も見られない。一度収容された動物たちは、狭い檻の中に死ぬまで閉じ込められることになる。その檻も、日差しを防ぐ日よけがなければ、水浴びのための池もなく、退屈を紛らわすための遊び道具も無いため、動物たちは大きな精神的苦痛を抱えている。
また、動物たちは、完全に人工の空間にいれられるため、なじみの無い色、照明、悪臭や、本来共生していないはずの動物と無理矢理共生させられることによっても計り知れない精神的ダメージを受けている。
調教と称した虐待編集
動物園の動物たちは、人に服従させるために連日虐待を受ける。人間の思い通りにならなければ先の尖った棒でつつかれたり、餌の量を減らされたりする。これは、芸を行う役割に当てられた動物に特に顕著で、芸を失敗したときの罰はそれはおぞましいものである。また、年齢的な理由などによって芸を出来なくなった動物たちは、通常よりさらに狭い檻に移され、食事すらまともにとることのできない生活を強いられることになる。 風太くん等の芸達者な動物園の人気者も、人間による虐待の賜物といえよう。
他の動物からの視線編集
厳しい自然の環境において、他の動物に遭遇したり見られたりすることは、死を意味している。しかし動物園の目的上、人間を始めとした他の動物からの視線から逃れるものを設置することは出来ないため、動物たちは毎日「死ぬかもしれない」という絶え間ない恐怖に襲われながら生活することになる。
来園客による虐待編集
虐待を行うのは何も動物園の職員だけではない。ほとんどの来客は支配欲を満たすために来園するが、中には動物に危害を加えることを目的とする悪意を持った来園客もいる。罪のない動物たちに石を投げたり、本来口にしない食品や、そもそも食品でないものを食べさせて病気にさせる来園客は多く、動物たちに途轍もない苦しみを与えている
動物の異変編集
動物たちは、自然界では本来受けるはずの無かった苦痛を毎日受けているため、精神的ストレスによる異常行動が多々見られる。
- 頭を上下左右に振る
- 頭を抱える
- 自傷行為
- 果てしなく同じ動作を繰り返す
以上は、異常行動の代表的な例である。これは野生では絶対に見られることの無い行動であり、動物園の環境がいかに劣悪で恐ろしいものであるかを物語っている。また、一見異常行動が無く落ち着いているように見える動物もいるが、その場合は精神疾患に陥っている可能性が非常に高い。「おとなしい熊だと思ったら実は鬱病だった」などということは決して珍しくはない。
また、ストレスにより動物たちの免疫力が低下し、BSEや鳥インフルエンザなどの感染症に罹患する場合もある。この場合、他の動物たちに感染が広がることによって動物園中に感染症が蔓延するほか、人間にも感染する可能性がある(人間に感染した場合は自業自得と言えるが)。
同じ行動を何度も取るのは動物園が暇なためであり、無の境地に達した動物の中には、新たな世界を開き、極楽浄土へ向かう物もいる。
環境エンリッチメント編集
環境エンリッチメントとは、動物園を動物たちが元いた自然の様に設計し、動物たちの苦痛を取り除くことである。
近年、動物園が問題視され始めたので、渋々環境エンリッチメントを行おうとしている動物園が多少存在する。しかし、結局視線による苦痛と来園客による虐待は防げないなどの批判も受けている上に、莫大な費用を必要とするため、環境エンリッチメントが合理的な方法だとは言えないだろう。