ルフィ (フィリピン)

ルフィ (Luffy)は、2022年から23年にかけて関東地方を中心に日本全国で起きた強盗事件をフィリピンから首謀したとされる人物である。

連続強盗事件編集

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2023年1月。餅の死者が3人に留まった平和な新年は、検討マシーン岸田文雄首相の「異次元の少子化対策」とはなんぞやということが話題になっていた。成人の日北九州では新成人が暴れる中、9日に神奈川県川崎市千葉県市川市で、10日に栃木県足利市、12日にはさいたま市千葉県大網白里市で立て続けに3人組による強盗事件が発生。連続強盗事件として警戒が呼び掛けられることとなった。

13日、前日発生した大網白里市での実行犯が「現役自衛官」という肩書を引っ提げて逮捕され世間を震撼させたが、翌14日に龍ケ崎市、つくば市(いずれも茨城県)でまたしても3人組による強盗事件が発生。いずれも死者が出ていないのが特徴だったが、19日には東京都狛江市で90歳女性が強盗に遭い死亡した。

同一グループではない犯行ながら、関東の住宅に3人組が在宅中にも関わらず押し入る点が共通するという特異性から、一気に報道が過熱。「異次元の」から「次元の異なる」へ言い方を変えた検討使のことなど誰も気にしていないほど報道が集中した。

警察も捜査に本腰を入れ、各地で発生した実行犯を続々と逮捕。実行犯はそれぞれ、「手軽にカネが手に入るバイトがある」とそそのかされ、名前から顔、家族構成までを提供したことで逃げられなくなり、上役からの指示通りに強盗を働いていたと判明した。4人いる指示役はフィリピンの刑務所に拘留されているものの、刑務官を買収しLINEなどで指示を出していたことも判明した。そしてその指示役が名乗っていた名前こそ「ルフィ」なのだった。

「ルフィ」編集

「ルフィ」。誰しもがあの「国民的マンガ」にして、前年映画が大ヒットしたあの「国民的アニメ」の、「海賊王」を目指す主人公を連想する名前といえる。

たちまちネット上を中心に話題になり、スポーツ紙はもちろんテレビ局、一般紙、挙句の果てには公共放送NHKまで一斉に「ルフィ」「ルフィ」と連呼し始めた。フィリピン当局が名前を発表し、日本の警察も漢字表記を表記してもなお、各マスコミは「ルフィ」と呼び続けた。どこかのチャットサイトでは盗賊王と呼ばれていたりしている。

2月に入ると、スシローをはじめとする回転寿司店での迷惑行為をネット上に投稿し炎上するケースが頻発。その被害をもろに受けたのが「スシロー」であり、話題の中心は「ルフィ」から「スシロー」へと移った。

しかし2月7日、実行犯が強制送還され日本で逮捕されると、各テレビ局は一斉に「ルフィ逮捕」と報じ、再びルフィが話題の中心に帰ってきた。事件が起きれば被害者の実名を発表せよと迫り、災害が起これば被害者の顔写真も寄越せと迫るほどの実名報道至上主義を掲げるマスコミ各社であるが、今回の事件の首謀者については一度報道が冷めても「ルフィ」と呼び続け、ワイドショーでは「ルフィ逮捕」の一報に笑いが起きたのであった。実に平和である。たまには「イジゲン」も思い出してやれよ。

関連項目編集

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