デリバリーヘルス
デリバリーヘルス(デリヘル)とは、男性向け無店舗型健康増進施設である。
概要編集
高度経済成長期に発展した健康増進施設「ファッションヘルス」を病院で言う往診に特化させたものであり、対応する宿泊施設や自宅等に施術士を招いて瀉精を行う形式が一般的となっている。
ちなみに瀉精とは瀉血の一種であり、「男性の身体の不調は古い精液の過剰貯溜によって引き起こされる」という理論に基づき精液の排出を行って筋弛緩作用や興奮緩和を狙うものである[不要出典]。男性が瀉精を行うことによる精神安定作用は医学的にも解明されており、俗に言う「賢者タイム」はその作用によるものとされている。誤解されがちだが性風俗として行うものではなく、あくまで健康増進を求める行為である。
ただし瀉精自体は瀉血と同じく医療行為としての認可が(現在は)されておらず[1]、また医療法改正により新規社屋建設が難しくなったために無店舗型が主流となった。しかしその為に国家資格が不要であり、瀉精講習を受けた女性施術士を若干名集めただけで開業出来るため1999年の法改正以降は爆発的にその数が増大している。
形式編集
一般的な医局と異なり、電話やメールで事務所に連絡して施術予約を入れるのが一般的である。 その後施術士が到着した際に簡単な問診を行うが、その過程によっては別の施術士を呼んで交代してもらうケースもある。基本は時間制だが、瀉精回数で判断する場合もあるので事前の確認は欠かせない。
そして清拭や温浴を行って清潔にしたあと、派遣先のベッドやソファーなどを使用して瀉精を行う。その際に行う手技は施術士によって異なるが、性風俗ではない為所謂本番は行わないのが普通である。ハンドマッサージやフットマッサージ、また吸引処置などの様々な手技を用いて瀉精させた後、再び清拭若しくは温浴を行ってから施術料金を支払う。会計後に施術士が事務所へ連絡し、迎えに来てもらってそこで施術終了となる。
上記の通り医療行為扱いではないため保険適応外であるが、その施術費用は非常に幅が広くエコノミーなデリヘルも多い。予約を入れる際に事務所に確認すると良いが、施術中にプランを追加している[2]場合は思わぬ金額になってしまうこともある。またあくまで性風俗ではないので、恋人やセフレのような仲睦まじい様子を期待してはいけない。あくまでも瀉精させるだけなのである。