スピリチュアリティ
(スピリチュアルから転送)
スピリチュアリティ、または精神世界とは、世界の真理を現しているかもしれないが、明らかに胡散臭い内容も多く含んでいる、玉石混交の、素人が迂闊に立ち入ると火傷をする玄人向けの領域である。
歴史編集
仏教やキリスト教などの伝統宗教も、広い意味ではスピリチュアリティに含まれる。より狭義には、「ニューエイジと呼ばれる20世紀にアメリカで起こった霊性運動が端緒である」と定義できる。ニューエイジ運動はその後スピリチュアリティに受け継がれ、緩やかで広い霊性文化を構築するに至った。
スピリチュアリティの2大派閥編集
スピリチュアリティの含む分野は多岐に渡り、簡単に系統立てることは難しいが、「目的」は「幸福になること」で一致しており、ここではその「手段」に注目して2大派閥に分ける。
悟り派編集
悟りを開くことを持って幸福感を手に入れることを目的とする。これは仏教やヒンドゥー教にも通ずる思想であり、西洋で起こったニューエイジ運動に、古い東洋の思想として流れ込んだ。
詳細は悟りを参照のこと。
願望実現派編集
いろいろな物にすがり、願望を実現させて幸福になることを目的とする。
- 守護霊
- 人間には一体の守護霊がずっと付き添っているとする。つまりトイレの時もオナニーの時も見られ放題である。そして守護霊が付いているにも関わらず、この世は上手く行かないことばかりである。守護霊何やってんだ。
- 開運グッズ
- 壺、パワーストーンなどの開運グッズで開運しようとする。費用価格を大きく上回る価格が付いていることが多い霊感商法であるが、ハマってる人は有難がって購入する。
- 引き寄せの法則
- 「そうである」と思ったら「そうなる」。あ、ありのまま今起こった事を話すぜ! 何を言われたのか解らなかった・・・。頭がどうにかなりそうだった・・・。あまりにも荒唐無稽、あまりにも非科学的すぎて、メンタリストDaiGoも大嫌いである。リリー・ウィステリアという人に至っては「ピッと宇宙にお願いするだけ」である。人生舐めんな。
ハマってる人が好きな用語編集
- アセンション(次元上昇)
- 「地球の波動が上昇してアセンションし、より高次の愛の次元に入る」と信じている。代表的な時期は2012年12月であったが、特に目立った変化は起こらず、現在でも「今がアセンション」「1ヶ月後がアセンション」と主張するアセンション詐欺が横行している。
- 予言、占い
- 当たった試しがない。
- 終末論
- 終わった試しがない。
- 超古代文明
- アトランティスやムーである。超古代文明に宇宙人を絡ませるのも大好きである。それらの超古代文明の遺跡が遺ってないことは気にしない。
- 宇宙人
- 観測したかどうかなんてクソ喰らえ、チャネラーがチャネリングしたなら宇宙人は存在するのである。
- チャネリング
- 瞑想状態でチャネリングし、「チャネリングできた」と主張する。より高次の宇宙人や霊人とチャネリングできた方が凄く、「誰にチャネリングできたか」合戦も発生する。
- 過去世
- 人間は輪廻転生しており、過去世が存在する。胡散臭い霊能者は自分の過去世を高名な人に設定する(例:大川隆法=お釈迦様)。お釈迦様のような著名人では複数の人物が自分の過去世だと主張しており、過去世の取り合い合戦が発生する。
- 過去世を見てもらう過去世リーディングもあり、自分の過去世がいかに凄い人であるかを競う過去世合戦も発生する。
- ライトワーカー、スターシード
- 自分の過去世が宇宙人であり、地球をアセンションさせる使命を持っているライトワーカーであると
錯覚認識することで、強烈に自尊心が満たされる。 - オーラ
- 漫画の話ではない。実際にオーラが存在するのである。悟りの階梯によりオーラの色が変わると主張する人達もおり、そこでは「オーラの色合戦」が発生する。
- 波動
- 人には波動の高い低いがあり、波動が一致する人同士が出会う。「波動が高い=心が綺麗」であり、やっぱり波動の高さ合戦が発生する。
ここまで大抵の概念において「合戦」が発生すると述べたが、いずれもその高い低いを証明する実態はなく、各人の妄想と自己満足に終わっている。また、真に悟りを開いた者なら物事の高低に対する執着も取れているはずなので、彼ら彼女らは悟りの高低を競う分だけ、悟っていない。