コメダ珈琲店
コメダ珈琲店とは有機栽培100%の米粉で作った米コーヒーと米粉パンを提供する名古屋発祥の喫茶店チェーンである。2017年6月現在、国内に756店舗が存在する。
概要編集
1949年1月創業者・米田三十郎太が名古屋市で米田珈琲店を開店。
百姓だった米田は、多くの日本人に喫茶文化を知ってもらおうと、戦後間もなく物資の不足していた日本で、高価だったコーヒー豆の代わりに玄米で代用した米コーヒーを出し始めた。 元々個人経営していた喫茶店だったが、1970年からフランチャイズ展開するようになり、1975年8月に法人として株式会社コメダ珈琲店を設立。1993年4月にフランチャイズチェーン運営を目的として株式会社コメダを設立した。コーヒー豆が安価になった現在でも、変わらず米コーヒーを提供し続けており、味噌カツサンドとコメダ珈琲店の味は多くの名古屋市民に愛されている。
よく県外から来た客からコメダのコーヒーが泥水のように不味いという批判を受けるが、これがコメダ珈琲の本来の味であり、決して自社工場で抽出して運んでくる間に劣化したからではない。
店の目印は創業当初から変わらず黒地にオレンジ色の文字の看板である。なお、コメダのマークのおじさんは「米田太郎」と呼ばれており、当時高校生だった創設者の長女がデザインしたものである。
特長編集
名古屋発祥の喫茶店の特徴として、開店から午前11時まではコーヒーを注文するとトーストの切れ端とゆで卵一個が付くモーニングサービスを実施している。コーヒー一杯の料金で味噌カツ定食が出てくるようなモーニングサービスが当たり前な名古屋市民からは量が少ないと批判を受けるが、モーニングサービス自体がもの珍しい県外の客にはおおむね評判が良い。それ以外の時間帯には豆がついてくる。
さらに大きな特徴として、通常の喫茶店では長く居座る客のためにメニューの代金を割高にして採算を取ろうとするが、コメダ珈琲店の場合は客にたらふく食わせトドメにゲロまずいコーヒーを飲ませて回転率を上げようという考えである。 そのため通常のレストランでは料理が大きく見えるような写真をメニューに使うが、コメダ珈琲店は小さく見えるように錯覚する写真を使い、誤注文で満腹にさせる。コメダを何も知らない客が普通の喫茶店の感覚で、たっぷりコーヒーとみそカツサンド、シロノワールを同時に注文しようものなら悲惨な末路が待っている。
またコメダなのに米料理を一切提供していないのもコメダ珈琲店の特長である。
メニュー編集
- コメダの個性的なメニュー。全ておかわり自由なので、好きなだけ注文しよう!もちろん料金を払うのはキミ自身だ。
サービス編集
- 豆
- コーヒーのつまみについてくる塩味が付いた謎の豆。一説には仙豆ではないかとの噂もある。豆だけあってコーヒーや味噌、小倉あんに良く合う。
- モーニング
- ドリンクを頼むと付いてくる。食パンの半切れに、ゆで卵一個か卵ペーストか小倉あんを選べる。
ドリンク編集
- たっぷりコーヒー
- コメダの主力商品。クソまずいコーヒーがマグカップサイズで楽しめる。ブレンド、アメリカン、カフェオレの中から選べるが、どうせ味は同じなので大差はない。たくさん飲めない人のために量を減らしたミニマグカップサイズもある。味を紛らわすための砂糖とミルクの大量投入は必須。
- たっぷりアイスコーヒー
- 樽の形をしたの銀のジョッキで出てくる。最初から甘みが付いてるのでシロップを大量投入する手間が省ける。さらにホイップクリームを入れたアイスウインナーやソフトクリームアイスコーヒー、蜂蜜アイスコーヒーなどもあり、常連は糖尿病間違いなし。
- 金のアイスコーヒー
- 銅のジョッキで出てくる。その味を「ストレート」でお楽しみいただきたいので、シロップとミルクは別料金。
- サマージュース
- おもちゃのような丸い容器に入って出てくる。ソフトボールくらいのサイズかと思いきやハンドボールくらいある。
- クリームソーダ
- 長くつの形をしたガラスの容器で出てくる。子供なら本当にはけてしまうほどでかい。
- シェーク
- 家で梅酒を作る時に使うような瓶に入って出てくる。
スナック類編集
- みそカツサンド
- 名古屋伝統の田楽味噌を使った味噌カツサンド。パンがゲタくらいある。
- バーガー
- メニューの説明にはパンの帽子がどーとか書いてあるが、パンがベレー帽くらいでかい。
- トースト
- 食パン二枚にジャムとマーガリンが付いて360円。喫茶店メニューの料金としては高くもないが、言うほど安くもない微妙な値段設定。
- 小倉トースト
- 名古屋の名物。食パン二枚に小倉あんとマーガリンが付いて420円。
デザート編集
- シロノワール
- フランス発祥のスイーツで熱々のパンズにソフトクリームをのせて蜂蜜をぶちまけたコメダの人気ナンバーワン商品。メニューのデザート欄に載っているが、明らかに主食である。一人で通常サイズを頼むと後悔する。ミニサイズでもやや後悔する。
チケット編集
- コーヒーチケット
- コメダ珈琲店の紙幣。1コメダは日本円で約400〜420円程の価値がある。1コメダでコーヒー1杯と交換できる。
常連客編集
- コメディアンランク(合計滞在時間/年 合計使用金額/年)
- コメダ若手 (156時間以上/年 20900円以下/年)
- コーヒーチケットを使い始めた駆け出しコメディアン。週末ごとに一回、コーヒー一杯で三時間粘れば余裕で達成できる。
- コメダ中堅
- コメダ達人
- コメダ大御所
- コメダ仙人
- コメダ神